【猫狩り大会】を中止したニュージーランドの絶滅危惧種【カカポ】

ニュージーランドの特殊な生物環境

突然ですが皆さんは、最近こんな記事が話題になっていたのは
ご存知でしょうか。

ニュージーランドで【野良猫狩りの大会】が開催される予定だという衝撃的なニュース。
結局、各所から批判があり中止になったそうですが、
私はこの記事を見た時衝撃を受けました。
正直良い気分はしませんし、更に子供達が参加するような大会だったからです。
この大会の意義としては、国内固有の動植物を保護する目的があるそうです。

表面的な部分だけを見てこれを批判するのは簡単ですが、
ニュージーランドの生物環境や絶滅危惧種がどうなっているのかを
知らなければ正常な判断はできないと思い、ニュージーランド側の意見探しました。

そして見つけたのが今回取り上げた【カカポ】という世界唯一の飛べないオウム。
ニュージーランドには固有種が多く存在し、
ほとんどが天敵のいない環境でのんびりとした性格の生物が多いそうです。
しかし、これらの絶滅危惧種が外来種である野良猫に襲われているという背景もあります。

私はニュージーランドの現状を知れ!という説教がしたい訳ではなく、
どちらの意見も情報として知る事がまず大事だと考えています。

正直、面白い記事ではないかもしれませんが、
少しでも興味を持って読んでいただければ幸いです。

そして、少しでも動植物の環境保護などを考える一助になればと思います。

海外の反応

動画URL  翻訳元

OP:
ニュージーランドのフィヨルドランドで見つかったカカポ。
これは世界で唯一の飛べないオウムで、最長寿の鳥の一種(最大125歳)
2022年時点で、成鳥の数はわずか252羽。+4081

Anonymous:
252羽しかいないって、
すごいことじゃないよね。+100

Anonymous:
↑確かにそうだけど、一時期は49羽しかいなかったから、
これだけ数が増えたのは本当に成功した方だよ。
それは素晴らしいことだ。+82

Anonymous:
この鳥って、誰かの頭の上で交尾したって話だっけ?+49

OP:
↑そう、誰かの頭上で交尾されちゃったんだよね。+30

Anonymous:
ニュージーランドでは猫が鳥の死因のトップで、
現地の鳥にとってはすごく破壊的だよね。
毎年約110万羽の現地の鳥が猫によって殺されてるって推定されてるんだ。
でも猫はペットだから、もう元には戻れないよね。

でもニュージーランドの固有の鳥を救うための
素晴らしい保護活動があって、
毎年「今年の鳥」の投票があるんだけど、それが意外と(そして面白いくらいに)
真剣に取り組まれていて、
絶滅危惧種や絶滅寸前の鳥に対する認識を高めることになってるよ、特に近年は。

ニュージーランドの固有種のほとんどは鳥で、
特に海鳥や森の鳥が多いんだ。
固有のコウモリや爬虫類、海洋生物もいるけど、
ニュージーランドだけで見つかる生物の中では
鳥の種類が他のものよりも圧倒的に多いと思うよ。

ニュージーランドの野生動物はオーストラリアとは違うんだ。
アメリカではよく両国を一緒くたにしたり、
ニュージーランドを無視したりするけどね。
オーストラリアの一部で見られるような危険な動物はいないんだ –
サソリや毒グモ、ワニやオクトパス、クラゲはいないよ。

それに比べて、ニュージーランドの固有種のほとんどはかわいくて、
ほとんど無害だよ。
世界で最も小さなペンギンのコロラや、
世界で唯一の高山オウムのケア、
恐竜がいた時代から生き残った爬虫類の
最後の生き残りであるトゥアタラ、
または巨大な木のハトのケレル(タンクトップを着て発酵したベリーで
酔っ払って木から落ちることもある)
などだね。

残念ながら、「かわいくてほとんど無害」っていうのは、
猫のような侵略的な狩りをする種に対しては生き残るのが難しいんだよね。

だから、時々保全団体が介入しないといけないこともあるんだ。

本当に絶滅危機に瀕している種もいるよ –
マウイイルカはたった50~60頭しか残っていないと推定されていて、
フェアリーターンもたったの約12組しかいないんだ。
実際、カカポは愛されている種であり、数も増えつつあるので、
比較的うまくやっていると言えるよ。

ニュージーランドに引っ越すまで、
私は鳥に興味なかったんだけど、
今ではちょっとした鳥マニアになっちゃったよw +10

Anonymous:
↑うん、だから世界中どこでも猫は室内で飼うべきで、
一人で外に出させるべきじゃないんだよ。
猫を外に出す唯一の方法は、犬のようにリードで散歩させることで、
それには毎日何ヶ月もの間、ハーネスを猫に付け続ける必要があって、
やっと慣れてくれて、文句を言わずに付けられるようになるんだ。
それから家の中でしばらく散歩の練習をして、やっと外に連れて行けるようになる。
すごく大変だけど、地元の野生動物を破壊する心配なく
外に連れて行けるように努力するのは良いことだよね。

私が90年代に育った頃は、猫を絶対に外に出さないのは
おかしいと思われていたんだ。
外に出さないで飼っている家族が1組だけいて、皆それをとても奇妙で、
家が5つの寝室がある巨大な家だとしても酷いことだと思っていたんだ。

でも今では、多くの猫の飼い主が猫が野生動物にもたらす
絶滅危機的な脅威を知っているから、
絶対に猫をリードなしで外に出さない理由がよく分かってるんだ。

猫はすでに多くの絶滅の原因となっている。
私も猫が大好きで、一緒に育った猫がいて、
彼女は私の親友で本当に愛してたんだ。
でも、リードで散歩させる訓練をしていない限り、猫を外に出さないでね。

猫の飼い主は昔よりもずっと良くなっている。
猫の幸せのために家を変えたり、大きなキャットツリーを買って各部屋に置いたり、
猫が登れる壁にたくさんの棚を取り付けたり、
猫が安心して入れる洞窟や迷路のあるベッドを用意したりするんだ。

90年代の猫の飼い主はそんなことをしていなかったよ。
誰も猫用の家具なんて持ってなかったし、
ただソファやベッドなどに猫を上げていた程度だったんだ。

あと、壁の5面に囲まれた小さなソフトなケージがあって、
入り口のある壁だけが開いているようなものを持ってる人もいたね。
もちろん、ほとんどの人が家具を引っかかれないようにするために
爪とぎ用の柱を持っていたけど、自然の中では木を使って爪を研ぐから、
外に出さない場合は代替品を用意しないとね。
でも、爪とぎ用の柱って家具と言えるかな?
猫の食器を家具とは言わないでしょ?

猫はそのころはあまり考慮されてなかったんだ。
猫が自分で面倒を見るっていう全く意味のない神話が広まっていたけど、
それは決して本当じゃないんだ。
犬と同じくらい遊んで、運動させて、刺激を与えないといけないんだ。
猫が「意地悪」になるのには理由があって、
十分な刺激がないと退屈でちょっと変になって、
テーブルから物を落とすとか自分で楽しんじゃうんだ。

最近では、人々は猫と犬のように遊んであげて、
猫用の巨大なハムスターホイールを買って走らせたり、
鳥やリス、ヤマアラシなどを観察できるテレビチャンネルをつけてあげるんだ。

幸い、レーザーポインターでペットと遊ぶのが
危険で残酷だってことをもっと多くの人が知ってるよ。
レーザーポインターで遊ぶと、猫や犬が深刻な不安を感じて、
PTSDのような症状が出るんだ。

レーザーポインターで遊んだ後も、何年経っても壁の影や光を追いかけ続けちゃうんだよ。
ペットにそんな精神的な病気を与えるのは本当に残酷で、
サイコパスな行為だよ。
レーザーポインターの赤い点をどんなに頑張っても捕まえることができないから、
問題が起こるんだ。
一部の人は、遊びの最後にレーザーポインターをおもちゃやエサに向けて、
「赤い光の点」を最終的に捕まえることで、
これらの心理的問題を防ぐことができると主張しているけど、
実際の研究ではあまり効果がないんだ。
だからレーザーポインターでペットと遊んじゃいけない、
サイコパスじゃない限りね。

でも、最近はそういうことを学んで避ける人が増えているんだ。
猫や他のペットを人間の子供のように扱って、
ペットが家族の一員になるように努力して、
できるだけ最高の生活を提供しているんだ。
それは本当に素晴らしいことだよね。

猫や犬などのペットは私たちにたくさんの幸せを与えてくれるから、
私たちもできるだけ多くのことを彼らに与えてあげるべきなんだ。
彼らは人間じゃないから、「甘やかす」ことは大した問題じゃないし、
いつか大人になって仕事をしたり友達や恋人と付き合うこともないからね。+4

Anonymous:
もっとカカポの豆知識を!

  • すべてのカカポには背中に無線発信機がついている
  • オスの発信機は、どれだけ頻繁に上下に揺れるかと、
    最も近いメスの発信機IDを測定できる
  • レック繁殖システムを使っている。
    オスは競技場を設定してから、メスを引きつけるために低い音を出す。
    メスは好きな音のオスを選ぶ。
    だから、数匹のオスがそのシーズンの遺伝子プールを支配することになるんだね。
  • 彼らには良い人工食品がなくて、
    長期間飼育下で一般的な鳥用飼料を与えると、
    マクドナルドばかり食べさせるみたいに
    数ヶ月後に病気になることがあるらしい。+36

Anonymous:
↑オスが低い音でメスを引き寄せているとき、
捕食者(例えば猛禽類)も引き寄せてしまう。
捕食者に気づくと、カカポは動きを止めて周囲の環境に溶け込む。
イギリスの植民地がニュージーランドに猫やイタチ、
ネズミを持ち込んでから、
この溶け込む方法が効果的でなくなった。
これらの哺乳類は視覚よりも嗅覚で狩りをするから、
カカポはそれらをだますことができないんだ。+2

Anonymous:
↑いい豆知識だね、ありがとう! +1

Anonymous:
平均寿命は60歳で、最高齢は80歳だってさ +13

OP:
↑カカポの最高記録は125歳だよ。+7

Anonymous:
ふふふ +12

Anonymous:
飛べない鳥だと人生詰んでるよねw +6

Anonymous:
↑その言葉、ヒクイドリの前で吐けるか? +4

Anonymous:
↑ニュージーランドには飛べない鳥がたくさんいるし、
飛べないコウモリもいるんだ。
彼らは、人間が来るまで陸地の捕食者を心配する必要がなかったんだよ。+3

Anonymous:
めっちゃかわいい!
陸地に生息するフクロウとオウムのような感じだね、
もしかしてフクロウとモルモットのミックス? +6

Anonymous:
とっても可愛い🥰 +4

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コメント※現在コメントは承認制となっており、個人への誹謗中傷や人種差別発言は承認されない可能性があります。予めご了承のほどお願い致します。

コメント一覧 (4件)

  • 「猫を追い払うより皿を引け」って言い回しがあってな。

  • いい記事ですね
    人間の傲慢さ、ちゃんと考えないと地球に復讐されますよね

  • ニュージーランドには鳥の天敵がいなかったら、多くの鳥が飛ばない方向に進化してしまった
    そこへ外来種で天敵のポッサムが大量繁殖してしまったから、もう手遅れなのよね

  • 私は猫をただ殺すより食べたら良いんじゃないかと思う。
    食料にするなら文句ない。ねこなべ、ねこなべ!
    猫なんて世界中どこにでもいるじゃん。絶滅危惧種を保護する方が優先だな。

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